スポーツの世界は、やはり2位じゃダメなんですね!

台風や地震による災害に見舞われる2018年ですが、スポーツ界は2020年東京オリンピックに向け、明るい話題が目白押しです。アジア大会での金メダルラッシュ・水泳の池江選手は大活躍でMVP獲得、大谷選手のベーブルース以来の2刀流での輝かしい記録達成、なかんずく全米オープン女子テニスの大坂なおみ選手の優勝!   以前とある政党の議員が2位じゃダメなんですか?という語録で物議をかもしましたが、関口宏のサンデーモーニングのスポーツコーナーで喝で有名な張本勲氏が、準優勝では全く意味がないのです。優勝じゃないとと発言しましたが、今それを痛感します。数年前に男子テニスの錦織圭選手が同じ全米オープンで準優勝しましたが、こんなにフィーバーされることはありませんでした。1位じゃなきゃダメなんです!対する医学の世界はどうでしょうか?山中教授のノーベル賞受賞にみられるように世紀の大発見等に注目が集まりがちですが、むしろ日の当たらない地味な世界にこそ大きな意味があると思います。サッカーでいえば、得点を競うフォワードではなく、ミスをしない鉄壁なゴールキーパーのような医者が、患者さんには必要です。我々医療従事者は常にそうありたいと思います。